ノクドゥ伝は実話で実在したモデルがいる?歴史的背景や時代も調べてみた!|韓ドラブ!

ノクドゥ伝は実話で実在したモデルがいる?歴史的背景や時代も調べてみた!

ノクドゥ伝 実話
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韓国ドラマ『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』は実話で実在したモデルがいるのかどうか。

さらに歴史的背景や時代はいつなのか、気になっている方も多いはず!

この記事では

  • 『ノクドゥ伝』は実話で実在したモデルがいるのかどうか
  • 歴史的背景や時代について

こんな疑問にお答えしていきたいと思います!

ノクドゥ伝は実話で実在したモデルがいるって本当?

人気時代劇ドラマ『ノクドゥ伝』は実話ではなく、史実をベースにしたフィクションです。

『ノクドゥ伝』というと、ノクドゥが未亡人になりすまし寡婦村に潜入するという、女装する主人公が有名なドラマですね。

女装して寡婦村に潜入するなんていかにもフィクションな設定ですが、意外とすんなり物語に入り込めた方も多いのではないでしょうか?

ただ、こちらのドラマはフィクションであるものの、いくつもの史実や実在の人物が散りばめられています。

本当の部分はどこなのか、これから探していくよ~

まず、綾陽君がクーデターの後に朝鮮王朝の第16代国王になるのは史実通り!

それから、王である光海君は朝鮮王朝15代目の王で、実在の人物です。

さらに、ドンジュは架空の人物ですが、ドンジュの祖父に設定されている柳永慶が実在の人物!

そして、柳永慶の7人の子供のうち、柳永慶の処刑後も生き残った記録が残っているのは息子1人のみです。

その先に孫娘がいたかは不明ですが、孫娘がいる設定にしたことでドラマにロマンスの要素を盛り込むことができたのですね。

作家さんの想像力ってすごいなあ。

綾陽君のクーデターが実話!

『ノクドゥ伝』では、最後に綾陽君がクーデターを起こし、朝鮮王朝16代目の王、仁祖となりますが、こちらは実話でした!

綾陽君は朝鮮王朝15代目の王、光海君の甥にあたる人です。

国王の甥だと、王位を継ぐ順位は低そうだよね。

では、綾陽君はなぜクーデターを起こして王位を狙ったのでしょうか?

綾陽君は光海君に対して、愛する弟を殺されたことと父を失った恨みの感情をもっていました。

綾陽君のお父さんは、綾陽君の弟の死がショックで亡くなったんだって。

光海君の即位後、謀反の罪を着せられた綾昌君(綾陽君の弟)は流刑にされ、自決した説や暗殺された説があります。

このように、光海君に対して深い恨みを持っていた綾陽君は、官僚の派閥の1つである西人派に担がれて、クーデターを実行しました。

クーデターという命をかけた戦いは、ただ国のトップに立ちたいという出世欲だけではなく、深い悲しみや怒りが原動力になっていたのですね。

残忍な綾陽君だけど、少しは理解できる部分もある??

綾陽君のクーデターは実話ですが、実際の出来事にフィクションが盛り込まれることでドラマの世界は、ぐんと広がっています。

例えば、ドンジュは架空の人物のため、綾陽君がヒロインに思いを寄せていたこともフィクションになりますね。

ドラマチックな綾陽君の人生が、フィクションによって更にドラマチックに!!

実在したモデルは綾陽君だった

『ノクドゥ伝』で主人公たちを引き立てるヒール役、綾陽君は実在の人物です。

最初の頃はチャ・ユルムという名の王族として登場しますが、綾陽君にチャ・ユルムという別名があったという事実は見つかりませんでした。

しかし、最後にクーデターを起こし王となる綾陽君は、確かに歴史上の人物です。

そして、ノクドゥが実在した人物なのかも気になるところですよね。

お調べしたところ、公式な記録の中で光海君の子供にノクドゥらしい人物を見つけることはできませんでした。

ただ、1592年5月12日に世子嬪が子供を産んだという非公式な記録があります。

光海君の前の王、宣祖に仕えていた人の日記『避難行録』に書いてあるよ。

しかし、宣祖は王位継承者である世子を決めずに亡くなってしまったため、この世子嬪が誰のことを指しているのかも、はっきり分からないままとなっています。

原作者のヘ・ジニャンは、この世子嬪が光海君の妻だった可能性から、『ノクドゥ伝』のストーリーをひらめいたそうですよ♪

たった一文の記録から、壮大なストーリーが作り上げられることに感動してしまいます。

ノクドゥ伝の歴史的背景や時代も調査してみた!

『ノクドゥ伝』の歴史的背景は、17世紀初頭朝鮮15代王光海君の時代です。

日本では、徳川家康が江戸幕府を開いたころだね♪

嫡子ではなかったうえ次男である光海君は、王としての基盤が不安定だったため、いつも王座を奪われないか心休まる時がありませんでした。

『ノクドゥ伝』でも、光海君の眼力に怯える先王の子、幼い永昌大君が描かれているのが印象的でしたね。

光海君の時代、人々の生活はどんなだったのかな??

歴史的背景は朝鮮15代王光海君の時代

『ノクドゥ伝』の歴史的背景は、朝鮮15代王光海君が在位していた1608年~1623年です。

この頃の朝鮮半島は、どのような世の中だったのでしょうか?

ドラマを見ていて気になるのは、寡婦村の存在です。

寡婦村は男子禁制で、未亡人たちが助け合って暮らしている村だよ。

お調べしたところ、寡婦村が実在したのかは確認できませんでしたが、当時が未亡人たちにとって、とても生きづらい時代であったことは分かりました。

一夫多妻制ではなく一夫一婦制ではあったものの、女性は男性から理不尽に離縁されても文句が言えず、再婚の自由も与えられていなかったのです。

さらに、夫に先立たれた妻は、生涯亡き夫を慕い夫の後を追って死を選ぶことが美徳とされていました。

こんな世の中じゃ、未亡人はすごく肩が狭いよね。

当時は戦争もあったので、若くして夫に先立たれた女性もきっと多かったでしょう。

はっきりとした記録が残っていないだけで、未亡人たちが寡婦村のような共同体で助け合って生活していても、個人的には不自然でないように思います。

史実との違いは?

史実ベースですが、フィクションのため、史実と違うところはいくつもあります。

ここが史実とちがう!
  • 綾陽君は王になる前にすでに結婚していた
  • 綾陽君は永昌大君を殺していない
  • 光海君の王妃(ドラマではノクドゥの母設定)は流刑後、自殺している

『ノクドゥ伝』では、ドンジュに思いを寄せる綾陽君ですが、実際には王になる前にすでに清城夫人と結婚し、3人の子供にも恵まれていました。

ドンジュを一途に思っていた時代に、すでに子供が3人いたと思うと、だいぶイメージがちがう…

さらに、綾陽君が永昌大君を殺した設定になっていますが、実際には王座を奪われるかもしれない不安にかられていた光海君が永昌大君を殺したという話が定説のようです。

また、ドラマでは光海君が追放された後、ノクドゥの母設定である光海君の王妃が、ノクドゥたちが住む島に向かってくるハッピーエンドになっていましたよね。

残念ながら史実では、光海君の王妃は光海君が追放された後、流刑になり自殺しています。

ドラマの中だけでも生きていてくれてありがとう!

このように史実と違う部分もありますが、バランスよく史実を取り込むことで物語の説得力は増しますし、史実か否かを見極めるおもしろさも生まれて、ドラマに深みが出ますね。

まとめ

『ノクドゥ伝』は実話で実在したモデルがいるのかどうか、歴史的背景や時代もお調べしてお届けしてきました。

  • 『ノクドゥ伝』は実話も織り込まれたフィクションで、実在したモデルは綾陽君だった!
  • 歴史的背景は17世紀初頭で、朝鮮15代王光海君の時代!

ということでした。

史実をもとに、想像力と創造力でドラマを魅力的にふくらませる作者さんに、拍手を送りたいです

この記事を書いたのは

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