武神のキムジュンは実在した?実話やモデル・時代背景も調べてみた!
韓国ドラマ『武神』のキムジュンは実在したのか?
実話やモデル、さらに時代背景について、気になっている方も多いはず!
この記事では
- 『武神』のキムジュンは実在したのかどうか?
- 実話やモデル・時代背景について
こんな疑問にお答えしていきたいと思います!
Contents
武神のキムジュンは実在したの?実話なの?
みきさんが韓国ドラマの話してるので自分もお気に入り韓国時代劇を紹介
— ナターシャ@ぷりまじ (@Natalia_prmj) November 16, 2022
『武神』
高麗時代の話で奴碑(奴隷)出身の主人公が当時拡大していたモンゴル帝国との戦いの中、武功を認められ奴碑の身分を解かれ最終的には高麗軍の司令官として奮闘する話です(ざっくり) pic.twitter.com/3U9QCskcdJ
『武神』は、「八万大蔵経」の大蔵経制作開始から1000年が経ったことを記念して制作され、2012年に韓国MBCにて放送された時代劇ドラマ。
日本では、テレビ東京やBSジャパンにて放送されました。
今作は実話で実在したモデルがいることは、本当と言えるでしょう。
ドラマのすべての内容が史実と一致するわけではありませんが、実話の部分も多く存在するのだとか!
そして、高麗の武臣政権時代に奴隷から最も権力を握る武臣となったキム・ジュンは実在した人物といえます。
実在するモデルがいるなんて、気になるね~!
奴隷だった主人公が最高権力者まで上り詰めるのが実話!
『武神』は、高麗において国王ではなく武臣が王朝を牛耳っていた時代を舞台にした物語。
ドラマ通り、奴隷として働くキム・ジュンが、最終的には最高権力者へと上り詰めるという点が、史実と一致するのです!
ドラマ『武神』の序盤、僧侶として暮らすキム・ジュンは、チェ氏の屋敷から逃亡した奴隷の息子だとばれてしまい処刑は免れるものの、奴隷として過ごすこととなりました。
やがて、キム・ジュンは、キョックという球技の実力がチェ・ウの目に留まり、家臣として仕えます。
そして、ついにはチェ氏政権を倒し、武臣政権第9代目の最高権力者となるのでした。
全56話に及ぶ超大作ではありますが、ドラマ『武神』をきっかけに韓国時代劇にハマったという視聴者も少なくありません。
また、今作は「高麗史」と「高麗史節要」といった史書の人物列伝をもとに脚本されているため、実際に存在した人物や事件が多く描かれている点も見どころです。
ドラマを見たあとに、それぞれの人物や事件について調べるのも面白そう!
実在したモデルは高麗の武臣キム・ジュンだった
『武神』の主人公のモデルとなったのは、実在した高麗武臣政権時代の武臣キム・ジュンです。
100年間続いた高麗武臣政権時代のうち、60年間政権を握っていたチェ氏一族。
そのチェ氏一族による政権を破ったのが、一族の家臣だったキム・ジュンでした。
そして、13世紀に入り勢力を広げていたモンゴル帝国。
その圧力は高麗にも及び、モンゴルによる高麗進攻はたびたび起こるのでした。
そうしている中で、武臣政権に不満を抱いたキム・ジュンらによって、第8代目権力者のチェ・ウイが殺害され、62年続くチェ氏政権が終わりを迎えます。
こうして、キム・ジュンはチェ氏政権を破り実権を握ることとなりましたが、再び権力争いが起き、やがてキム・ジュンもイム・ヨンに暗殺され、幕を閉じるのでした。
かつて奴隷だった人物が政権を握ったことはないそうで、歴史上に残るサクセスストーリーと言えるでしょう。
今作の脚本を手掛けたイ作家は、10年間準備する中で、キム・ジュンという武臣のどん底からトップに上り詰めるプロセスに興味を持ち、ドラマ『武神』を作り上げたのです。
とても長い年月をかけて作り上げられた作品なんだね!
武神の歴史的背景や時代も調査してみた!
私がハマりにハマってる現在視聴中の韓国ドラマ「武神」が
— T嬢 (@tojyout) April 19, 2018
『MBC大蔵経1000年特別企画ドラマ』だということをさっき知った❗️
どおりで『大蔵経』にこだわった脚本だと思った😉
「武神」自体は2012年に放送されたドラマだけどそんな“特別企画”と銘打ってるとは知らなかったな😅#武神 #韓国ドラマ pic.twitter.com/7k1pmynE8p
『武神』の時代背景は、13世紀の高麗武臣政権時代です。
この時代は、12世紀後半から約100年間続いた、武臣が国王から権力を奪い王朝を支配していた時代。
そしてその後、モンゴル帝国の進攻により終わりを迎えた時代です。
また、ドラマ『武神』以外にもこの時代について描かれたドラマがありました。
2003年から放映されたテレビドラマ『武人時代』も、高麗の武臣政権について取り上げ、チェ・チュンホン政権までの約50年間を描いた作品です。
こちらもチェックしてみると、高麗武臣政権時代についてさらに理解できると思いますよ。
ちなみに、ドラマ『武神』を視聴できる動画配信サービスは、現在U-NEXTのみ。
Amzonプライム・ビデオや、Netflixなどでは観ることができないので、『武神』をこれから初めてみる方や、再度見直したいという方は、U-NEXTでぜひチェックしてみてくださいね。
時代背景は13世紀の高麗武臣政権時代
高麗では、12世紀後半から13世紀までの約100年間、武臣が武力で王朝を支配する時代があります。
武力によって成り立つ政権であるがゆえに、この時期は権力争いや反乱が頻発したのでした。
そんな中チェ氏一族が政権を握った期間の約60年間の時期は、比較的世の中が安定していたとのこと。
とはいえ、チェ・チュンホン、チェ・ウ、チェ・ハン、チェ・ウイと4代に渡って続いたチェ氏政権では3度も内紛があり、世襲に関しては平和な継承ではなかったよう…。
そして、1258年にその安定政権を破ったのがチェ氏の家臣であったキム・ジュンなのです。
キム・ジュンが高麗を支配した後も武臣政権は数年続きましたが、モンゴルによる圧力があり、1270年に武臣政権は崩壊することとなりました。
日本の鎌倉幕府時代の、武家政権と少し似ているところがある気がするよね~。
史実との違いは?
史実との違いは、キム・ジュンの殺害における展開にあるようです。
『武神』でのキム・ジュンは、蒙古への徹底抗戦スタンスをとるため、イム・ヨンらによって暗殺されるという展開でした。
しかし史実によると、蒙古への降伏路線をとるキム・ジュンに否定的なイム・ヨンがクーデターを起こしたそう。
キム・ジュンはもともと僧侶なので、戦争には消極的であったと考えられています。
ドラマの中で、キム・ジュンは息子のように可愛がっていたイム・ヨンに討たれることとなりますが、このシーンに涙した視聴者は多いはず。
史実に忠実なドラマではありますが、キム・ジュンという主人公に対するイメージのために史実と変更した点なのかもしれませんね。
また、『武神』では、チェ・ウの娘ソンイやキム・ジュンの幼馴染アンシムといった女性が登場しますが、史実に残っているといった情報はありませんでした。
したがって、彼女たちとのエピソードはフィクションである可能性が高そうです。
物語の序盤、処刑されそうになるキム・ジュンを助けたソンイ。
ソンイはキム・ジュンに執着し最後は悲しい結末を迎えましたが、視聴者に大きな存在感を残した人物でした。
ラブストーリーを入れることで、主人公の感情や男らしさを表現しているのかもしれないね!
まとめ
韓国が武神を使うってことはつまり…史上最大の決戦 「高麗 VS 蒙古」 そして、揺るがない愛の物語。
— ぬちま (@numati5250) July 24, 2015
奴隷から最高権力者に上り詰めた高麗最高の武人「キム・ジュン」の
一代記を描く歴史エンターテインメント超大作! pic.twitter.com/KadWkbeYmm
『武神』のキムジュンは実在したのかどうか、実話やモデル・時代背景もお調べしてお届けしてきました。
- 『武神』は実話で、高麗の武臣キム・ジュンは実在した人物だった!
- 時代背景は13世紀で時代は高麗武臣政権時代!
ということでした。